魅惑的な樽由来の蜜のような甘い香りに
日本酒の香りが上手に重なり合う
広島県にある三次ワイナリーで、メルローを熟成させるために使用していた赤ワイン樽を、茨城県
は銘酒「武勇」を醸す武勇に送り、日本酒を入れ105 日間熟成させました。
色はうっすらと黄色がかっている程度。
どこか未だみずみずしさと爽やかさを感じる魅惑の1 本に仕上がりました。
味わい
まろやかな口当たりに丸みを感じる果実味が広がり、樽由来の滑らかさが加わることで非常に良い心地よさを生み出します。その中で、未だにみずみずしさと爽やかさが感じられ、魅惑的なバランスがとれた一本に仕上がっています。
香り
もともとのお酒由来のデラウェアのようなフルーティーさに、上品な木香とワイン由来の酸味が重なり合い、グラッパやブランデーのような魅力的な「洋」のイメージを感じさせます。
【商品詳細】
- 商品名武勇× 三次ワイナリー FUSION 2024 Queen -クイーンー-
- 種 別日本酒 純米吟醸酒
- 容 量720ml
- 産 地茨城県
- 蔵 元武勇
- 原 料ひたち錦
- 精米歩合58%
- 日本酒度-2
- 酸 度1.4
- Alc度数15度
- アミノ酸度1.1
- 貯蔵樽赤ワイン樽(メルロー)
- 貯蔵期間105日間
- 貯蔵温度平均10℃
【三次ワイナリー】 広島

三次ワイナリーは、広島県北部の三次市に位置しています。
東酒屋、上井田、畠敷の3つの地域に広がる自社農園と契約農家の専用圃場で、品質向上に努めています。
ワイナリーでは、赤ワイン用の「シラー」や「メルロー」、白ワイン用の「シャルドネ」や日本品種「小公子」などを栽培し、栽培方法を工夫して風味豊かなブドウを育てています。数々のワインコンクールで受賞歴を誇り、TOMOE 小公子マスカットベリーAはG7広島サミットでも提供されるなど、高い評価を得ています。
【武勇】 茨城
武勇は、江戸時代末期の慶応年間(1867年)に創業された、茨城県結城の老舗酒蔵です。
創業者である初代保坂勇吉が結城で酒蔵を立ち上げ、以来170年以上の歴史を重ねてきました。
結城は、鎌倉時代から続く結城紬の産地としても知られ、酒蔵や味噌蔵などが並ぶ城下町。
また、明治時代には陸軍の大本営が置かれ、軍事的に重要な地としても知られています。
第二次世界大戦中、空襲警報が鳴り響く中で、金属製の釜を供出し、木製の釜を使いながらの酒造り。
戦後の物資不足の中でも、決められた米の配給量をもとに日本酒を造り続けました。
そして、時代が進み、高度経済成長期やグローバル化の波を受けても、武勇は常に創意工夫を忘れず、時代に合わせて変化し続けました。
困難な状況に置かれながらも、少しでも多くの人々に日本酒を届けることにこだわってきたという歴史が、武勇にはあります。