どこまでも飲み飽きしない
ニュートラルな味わいの番外編
広島県産八反錦を92%精米で仕込んだ一本。高精米ながらみずみずしくクリーンな口当たりで、お米の自然な旨味を活かした味わい。穏やかな香りにリンゴの蜜やライチ、和柑橘を感じ、酸が味を引き締める亀齢らしい仕上がり。どこまでも飲み飽きしないニュートラルな味わいは、日常の食事に寄り添う一本として最適です。
味わい
92%精米とは思えない、みずみずしくクリーンな口当たりが印象的です。お米そのもののニュートラルな旨味と、和柑橘のような酸味によって味を切らすという亀齢の王道の味わいが楽しめます。冷やして飲むとスッキリとした飲み口ですが、燗にするとより一層お米の本来の味わいが際立ち、甘みが表現されたふくよかな味わいに変化します。どこまでも飲み飽きしない、バランスの取れた仕上がりです。
香り
穏やかで上品な香りが特徴です。リンゴの蜜のような甘やかさ、ライチの爽やかな香り、そして和柑橘の清々しい香りが調和し、飲む前から心地よい印象を与えます。92%精米という高い数値でありながら、雑味のないクリーンな香りが楽しめます。
【商品詳細】
- 商品名亀齢Check「ピンク」純米無濾過生原酒
- 種 別日本酒 純米酒
- 容 量720ml
- 産 地広島県
- 蔵 元亀齢酒造
- 原 料八反錦
- 精米歩合92%
- 日本酒度+4.6
- 酸 度2.1
- Alc度数16度
- アミノ酸度0.5
- 酵母種類自家酵母
- コンディション無濾過生原酒
【商品コンセプト】
伝えたいのはただひとつ。
先代より伝えられた「造りの流儀」
かれこれ20年以上も前の話になりますが、ある居酒屋で感動を覚えるほどおいしいお酒に出会ったことを今でも鮮明に覚えています。そのお酒には「杜氏 西垣信道」と書かれてあり、銘柄は「悦凱陣」。どんな蔵なのだろう、どんな人がつくっているのだろう。すぐ蔵を訪ねた経緯があります。
飲んだお酒は、西垣信道杜氏と西垣昌弘さん親子がつくった酒。昌弘さんは21歳のとき蔵人として酒づくりをはじめ、24歳で父親が杜氏を務める香川の丸尾本店へ入蔵。父から酒づくりの精神と技術を授かり、二人三脚で酒づくりに取り組んできました。
平成10年10月、縁あって西垣親子は広島にある亀齢酒造の酒づくりを任されます。酒づくりの姿勢は昌弘さんに受け継がれ、3年後に信道杜氏が引退。それから昌弘さんが杜氏として酒造りに取り組みました。
普段は温厚な昌弘さんですが、酒造りに妥協はなし。酒造りに向かう姿には鬼気迫るものがある。思いっきり気合の入った酒。それが昌弘杜氏のお酒。先代より伝えられた「造りの流儀」。これを亀齢チェックでは表現したいと試行錯誤しました。
【造り・造り手】
「亀齢酒造/広島」

やはり私の出来ることは酒に思いを込める。
そこに差が出るのだと思います。
亀齢チェックを造る亀齢酒造は、広島は酒の都といわれる西条の酒蔵通りの真ん中に位置する蔵元です。「鶴は千年 亀は万年」の言葉のごとく、長命と永遠の繁栄の意をこめて名づけられた"亀齢"は、古くは「吉田屋の酒」として酒客に親しまれていたものを、明治初期、当主石井幸太郎が命名しました。吉田屋の酒から"亀齢"に名を変えて、味を磨き、人から人へとそのうまさは語り継がれ、多くの酒客を魅了し続けています。
現在杜氏をつとめる西垣昌弘さんは、現在広島では非常に希少になりました、妥協の一切ない完全手造りを心掛ける「昔ながらの職人」気質な方で、地元広島では多くの西垣ファンがいらっしゃいます。蔵元に訪問した際にもハッキリとおっしゃっていました。「手造りだから旨いというわけではないですが、これだけ技術が進歩して質の高いお酒が出ている中で、やはり私の出来ることは酒に思いを込める。そこに差が出るのだと思います。」
【デザイン】
「山口芳水」
たくさんあるお酒の中から、「一度はこのお酒をチェックしてもらいたい」という思いから。
作品名【 CHECK 】
あなたは一生の内に何種類のお酒を呑むことになるのだろうか。地元のお酒・地方のお酒・海外のお酒、どんな機会やきっかけで呑み。どんな理由で店頭の中から一本を手にするのだろうか。職人・酒造・酒屋・亀齢のファン・揮毫者が口を揃えて一押しするお酒を一度は試しに呑んで欲しいという思いで【 CHECK「 ✔︎ 」 】の記号を揮毫いたしました。
[ 作品制作の意図 ]
瓶から器に注ぎ込むお酒の流れの美しさを作品にて表現したかった。螺旋のように注ぐ流れを何度も見ては揮毫の繰り返しで納得いく表現を生み出すことができた。
「 ✔︎ 」の始まりの部分にお酒が注ぎ込まれるように構成し人から人からへと味の良さ・職人の心意気が心から心へと伝わっていくように幅の広さと奥行きで壮大な立体を表現した。最後のカスレは、竹の節のように何度も壁に当たることはあるがもがき・立ち向かい突破して道が開けるようにキレと勢いとリズムを刻み込んだ。
より多くの方に手に取り呑んでいただけると幸いです。