辛口好きに贈る
個性の光る旨辛純米酒
複雑な要素が絡み合った一言では表現できない旨辛純米酒。山口県産穀良都を使用した無濾過生原酒で、ただスッキリした辛口ではなく、複雑な要素が絡み合った個性の光る仕上がりです。
「絞ってすぐは硬いので、寝かせてから飲んでもらいたい」という杜氏の言葉どおり、今後の熟成も期待される酒質。
開栓後の味の変化が少なく持ちが良いため、焼き魚や寿司など和食全般に合う守備範囲の広いお酒です。
味わい
キリッとした硬めの飲み口で、甘みによる広がりは感じませんが、厚みのある旨みを感じます。無濾過で早い段階で瓶詰めを行っているため、少しオリが絡んでおり、ガス感があります。複雑な要素が絡み合った一言では表現できない旨辛純米酒で、今飲んでも良いですが、今後の熟成が期待される酒質です。
香り
香りは控えめですが、メロンや青りんごのような青系の清涼感のある香りを感じます。派手すぎず、上品で洗練された香りが日本酒らしい落ち着きを演出します。
相性の良い料理
焼き魚や寿司など和食全般に合う守備範囲の広さが魅力。開栓後の味の変化が少ない(持ちが良い)という利点から、飲食店でも好評です。辛口の特性を活かし、さっぱりとした料理から旨みのある料理まで幅広くお楽しみいただけます。
【商品詳細】
- 商品名「山縣」小笠原流 辛口純米 穀良都<生>
- 種 別日本酒 純米酒
- 容 量1800ml
- 産 地山口県
- 蔵 元山縣本店
- 原 料穀良都(山口県産)
- 精米歩合60%
- 日本酒度+11.5
- 酸 度1.4
- Alc度数17.2度
- アミノ酸度1.0
- 酵母種類601
- コンディション無濾過生原酒
【商品コンセプト】
単なるすっきりとした辛口酒ではない、
小笠原杜氏の個性が表現された旨辛純米酒
山縣本店の杜氏である「小笠原」氏は、もともとはバーテンダー出身で、若い頃「本場スコットランドでウイスキーを作りたい!」と思い、日本酒造りが転職に有利と聞いて、「華鳩」を造る広島の榎酒造に転職し、酒造業界の道へ。その後、スコットランドに行くことなく、山縣本店で長年蔵人を勤め、その手腕を買われて杜氏になったという経緯があります。
元バーテンダーなので、いろんなものをブレンドや調合したり、さまざまな原料を使ってお酒を造ることが好きで、その好奇心から山縣本店ではレギュラー商品以外にも、ちょこちょこ小笠原氏が遊びで造ったお酒が冷蔵庫に熟成されています。
そのお酒を利き酒させていただくと、ノーマークであった「辛口」のお酒の酒質が全般的に良く、単なるすっきりとした辛口酒ではない、ちゃんと個性が表現された旨辛のお酒であることから、「今年から全アイテム辛口でいってみよう!」という話になり、一から造ってもらったお酒がこの杜氏の名前をとった小笠原流辛口純米です。
【農家・農業】
「ファームつるの里」
八代地区の農地とツルが住める環境を守るため
農事組合法人「ファームつるの里」では、山口県周南市八代地区の農地とツルが住める環境を守ろうと、平成18年に設立、47人の組合員が米を主力に30haを耕作しています。
近年、地産地消のため小麦の栽培にも取り組み、県内の学校給食用のパンの材料として出荷しています。山縣本店では、このつるの里で育った減農薬契約栽培米を使用しており、地域の農業と環境保全への取り組みを通じて、持続可能な酒造りを実現しています。
農業を通じて地域の環境を守るという使命感を持ち、品質の高い酒米作りに励んでいる生産者の想いが、この辛口純米酒の味わいにも込められています。
【造り・造り手】
「山縣本店/山口県」

心をこめてお酒をつくれば、
世界中の人に気持ちが伝わる
山縣を造る山縣本店は、1875年創業の蔵元。山口県周南市にある瀬戸内の小さな酒蔵です。
1984年に発売した生酒「かほり」がヒット商品に。当時は画期的な技術といわれた付け香「ヤマコン」をいち早く導入し、当時あまり流通していなかった生酒の安定供給にも寄与しました。
その後、若い世代にバトンタッチしてからも、伝統を大切にしながら新しい試みにも挑戦しています。杜氏のこだわりは、「美しい酒をつくる」こと。
「心をこめてお酒をつくれば、世界中の人に気持ちが伝わる」と、お客さまにお酒をおいしく飲んでいただけるよう、魂をこめて日々お酒を醸しています。