伝統と革新の調和
純米無濾過原酒の真髄
亀齢 Check「白」は、広島の老舗蔵元・亀齢酒造が手がける純米無濾過原酒です。広島県内で生まれた中生新千本を80%という低精米で仕込み、米本来の旨味を最大限に引き出しました。無濾過原酒ならではの力強さと、火入れによる安定した味わいが特徴的な一本です。
口に含むと、まず感じるのは米由来の豊かな旨味と甘み。それに続いて現れる適度な酸味が全体の味わいを引き締め、最後に心地よい余韻が続きます。日本酒度+5の辛口でありながら、原酒らしいボリューム感と深いコクが楽しめる逸品です。
職人の魂が込められた手造りの技と、厳選された原料米が織りなす、まさに「一度はチェックしてほしい」特別な一本です。
味わい
口当たりは力強く濃厚で、原酒らしい17度のアルコール感が心地よく広がります。中生新千本を80%精米で仕込んだことで、米本来の旨味と甘みが存分に表現されており、骨太でありながら上品な味わいを楽しめます。酸度2.2の豊かな酸が全体のバランスを整え、最後まで飲み飽きしない仕上がりとなっています。無濾過ならではの複雑味と深いコクが印象的で、燗酒にしても抜群の美味しさを発揮します。
香り
穏やかで上品な香りが特徴的です。米由来の甘やかな香りと、熟成感のある落ち着いた香りが調和し、派手さはないものの深みのある香りが楽しめます。火入れによる安定感のある香りは、食事との相性も抜群です。
相性の良い料理
原酒らしい力強い味わいは、濃厚な料理との相性が抜群です。特に広島名物の牡蠣料理、脂の乗った焼き魚、煮込み料理などと合わせると、お酒と料理が互いを引き立て合います。また、燗酒にすることで更に幅広い料理との相性が楽しめ、寒い季節の鍋料理にも最適です。
【商品詳細】
- 商品名亀齢 Check「白」純米無濾過原酒
- 種 別日本酒 純米酒
- 容 量1800ml
- 産 地広島県
- 蔵 元亀齢酒造
- 原 料中生新千本
- 精米歩合80%
- 日本酒度+5
- 酸 度2.2
- Alc度数17度
- アミノ酸度1.2
- 酵母種類自家酵母
- コンディション無濾過原酒(火入)
【商品コンセプト】
伝えたいのはただひとつ。
先代より伝えられた「造りの流儀」
かれこれ20年以上も前の話になりますが、ある居酒屋で感動を覚えるほどおいしいお酒に出会ったことを今でも鮮明に覚えています。そのお酒には「杜氏 西垣信道」と書かれてあり、銘柄は「悦凱陣」。どんな蔵なのだろう、どんな人がつくっているのだろう。すぐ蔵を訪ねた経緯があります。
飲んだお酒は、西垣信道杜氏と西垣昌弘さん親子がつくった酒。昌弘さんは21歳のとき蔵人として酒づくりをはじめ、24歳で父親が杜氏を務める香川の丸尾本店へ入蔵。父から酒づくりの精神と技術を授かり、二人三脚で酒づくりに取り組んできました。
平成10年10月、縁あって西垣親子は広島にある亀齢酒造の酒づくりを任されます。酒づくりの姿勢は昌弘さんに受け継がれ、3年後に信道杜氏が引退。それから昌弘さんが杜氏として酒造りに取り組みました。
普段は温厚な昌弘さんですが、酒造りに妥協はなし。酒造りに向かう姿には鬼気迫るものがある。思いっきり気合の入った酒。それが昌弘杜氏のお酒。先代より伝えられた「造りの流儀」。これを亀齢チェックでは表現したいと試行錯誤しました。
【農家・農業】
「中生新千本」
広島の風土が育む在来品種
亀齢 Check「白」に使用されている中生新千本は、広島県で古くから栽培されている在来品種です。この米は酒造りに適した特性を持ち、低精米でも雑味が少なく、米本来の旨味を最大限に引き出すことができます。
広島の気候風土に適応し、代々受け継がれてきたこの品種は、現代の酒造りにおいても重要な役割を果たしています。80%という低精米で仕込むことで、米の持つ本来の力強さと深い味わいを表現することができ、無濾過原酒としての魅力を最大限に引き出しています。
地元の農家との連携により、品質の高い酒米を安定的に確保し、伝統的な酒造りを支える基盤となっています。
【造り・造り手】
「亀齢酒造/広島」
やはり私の出来ることは酒に思いを込める。
そこに差が出るのだと思います。
亀齢チェックを造る亀齢酒造は、広島は酒の都といわれる西条の酒蔵通りの真ん中に位置する蔵元です。「鶴は千年 亀は万年」の言葉のごとく、長命と永遠の繁栄の意をこめて名づけられた"亀齢"は、古くは「吉田屋の酒」として酒客に親しまれていたものを、明治初期、当主石井幸太郎が命名しました。
吉田屋の酒から"亀齢"に名を変えて、味を磨き、人から人へとそのうまさは語り継がれ、多くの酒客を魅了し続けています。
現在杜氏をつとめる西垣昌弘さんは、現在広島では非常に希少になりました、妥協の一切ない完全手造りを心掛ける「昔ながらの職人」気質な方で、地元広島では多くの西垣ファンがいらっしゃいます。蔵元に訪問した際にもハッキリとおっしゃっていました。「手造りだから旨いというわけではないですが、これだけ技術が進歩して質の高いお酒が出ている中で、やはり私の出来ることは酒に思いを込める。そこに差が出るのだと思います。」
【デザイン】
「山口芳水」
たくさんあるお酒の中から、「一度はこのお酒をチェックしてもらいたい」という思いから。
作品名【 CHECK 】
あなたは一生の内に何種類のお酒を呑むことになるのだろうか。地元のお酒・地方のお酒・海外のお酒、どんな機会やきっかけで呑み。どんな理由で店頭の中から一本を手にするのだろうか。職人・酒造・酒屋・亀齢のファン・揮毫者が口を揃えて一押しするお酒を一度は試しに呑んで欲しいという思いで【 CHECK「 ✔︎ 」 】の記号を揮毫いたしました。
[ 作品制作の意図 ]
瓶から器に注ぎ込むお酒の流れの美しさを作品にて表現したかった。螺旋のように注ぐ流れを何度も見ては揮毫の繰り返しで納得いく表現を生み出すことができた。
「 ✔︎ 」の始まりの部分にお酒が注ぎ込まれるように構成し人から人からへと味の良さ・職人の心意気が心から心へと伝わっていくように幅の広さと奥行きで壮大な立体を表現した。最後のカスレは、竹の節のように何度も壁に当たることはあるがもがき・立ち向かい突破して道が開けるようにキレと勢いとリズムを刻み込んだ。
書道家/デザイナー