コンセプト
ワインの「ヴァンナチュール」の世界を日本酒で表現してみたい。
仙頭酒造場の代表銘柄「土佐しらぎく」。蔵に訪問した際、杜氏である仙頭竜太さんに「土佐しらぎくの目指す酒質とは?」と聞いたところ、「スッキリながらも昔の辛口酒といわれる土佐酒とは異なる、透明感のある上品な香り、繊細かつまるみのある味わい」であると言います。それは飲んでみるとすぐにわかります。香り・味わい・喉越し、まさに嫌味のないニュートラルな味わいで、すっと体に染みわたる「ナチュラル」なイメージがあります。
それはまさにワインでいう「ヴィンナチュール」(自然派ワイン)のようなイメージ。ヴァンナチュールを説明すると長くなりますので割愛しますが、可能な限り自然に寄り添い、自然の力を存分に引き出せるように作られたワインのことであり、飲んでいて疲れない、食卓に一本常に置いてある、日常に寄り添うイメージのお酒です。
リリースした後日、竜太さんに「土佐しらぎく ナチュール」というネーミングについて聞いたところ、「私も昔、フランスに行った際にヴァンナチュールはたくさん飲みましたし、非常に好きなジャンルのワインです。なので、今回のネーミングは非常に気に入っています」。ここに「土佐しらぎく ナチュール」が誕生しました。