ナチュラルな辛口酒
思わず飲み込んでしまう
美味しさの純米吟醸
2017年5月にスタートした「土佐しらぎく」のコンセプトワーカーズセレクションは、今年で8年目を迎えます。久しぶりの登場となる今回は、「ナチュラルな辛口酒」をテーマにリニューアルされ、商品名も従来の「ナチュール」から「ナチュールドライ」へと変更されました。ラベルデザインも一新され、漢字一文字の書を採用しています。仕込みは800kg仕込みの1タンクのみという、小仕込みでの再スタートとなりましたが、よりオリジナリティの高い酒へと進化を遂げた内容になっています。
味わい
ガス感はありませんが、初々しい甘みとフレッシュな酸が口いっぱいに広がり、明るい飲み口に仕上がっています。辛口ながら香りがしっかりと感じられるため、いわゆる「辛さ」は前面に出ず、むしろクリーンでクリアな印象が残ります。「ナチュールドライ」の名にふさわしい、完成度の高い一本です。
香り
マスカットやライチのような透明感のある爽やかな香りを中心に、メロンや洋梨のような香りも感じられます。
【商品詳細】
- 商品名土佐しらぎく ナチュールドライ「地」1.8L
- 種 別日本酒 純米吟醸酒
- 容 量1800ml
- 産 地高知県
- 蔵 元仙頭酒造場
- 原 料土佐麗
- 精米歩合60%
- 日本酒度+5
- 酸 度1.8
- Alc度数15%
- アミノ酸度0.9
- 酵母種類非公開
- コンディション火入れ
【商品コンセプト】
ナチュラルな辛口酒
仙頭酒造場の代表銘柄「土佐しらぎく」。蔵に訪問した際、杜氏である仙頭竜太さんに「土佐しらぎくの目指す酒質とは?」と聞いたところ、「スッキリながらも昔の辛口酒といわれる土佐酒とは異なる、透明感のある上品な香り、繊細かつまるみのある味わい」であると言います。それは飲んでみるとすぐにわかります。香り・味わい・喉越し、まさに嫌味のないニュートラルな味わいで、すっと体に染みわたる「ナチュラル」なイメージがあります。
それはまさにワインでいう「ヴィンナチュール」(自然派ワイン)のようなイメージ。ヴァンナチュールを説明すると長くなりますので割愛しますが、可能な限り自然に寄り添い、自然の力を存分に引き出せるように作られたワインのことであり、飲んでいて疲れない、食卓に一本常に置いてある、日常に寄り添うイメージのお酒です。
リリースした後日、竜太さんに「土佐しらぎく ナチュール」というネーミングについて聞いたところ、「私も昔、フランスに行った際にヴァンナチュールはたくさん飲みましたし、非常に好きなジャンルのワインです。なので、今回のネーミングは非常に気に入っています」。ここに「土佐しらぎく ナチュール」が誕生しました。
2025年、テーマを「ナチュラルな辛口酒」とし、リニューアルしました。商品名は「ナチュール」から「ナチュールドライ」へ変更しました。
【蔵元】
「仙頭酒造場/高知」

透明感のある上品な香り、
繊細かつ味にまるみのある味わいを目指して
土佐しらぎくナチュールを造る仙頭酒造場は、明治36 年創業。創業当時の「志ら菊」という銘柄は、初代仙頭菊太郎の「菊」と、白菊のように清らかで綺麗なお酒を醸したいという思いから命名。現在、営業・事務を担当している蔵元のお嬢さんである仙頭美紀さんが、蔵に戻って2年目に特定名称酒を中心とする銘柄「土佐しらぎく」を立ち上げます。そして平成17 年、全国の酒蔵で働いた経験をもつ仙頭竜太さんが新しい杜氏としてやってきます。現在は美紀さん、竜太さんのご夫婦で透明感のある上品な香り、繊細かつ味にまるみのある酒造りに励んでいます。
【デザイン】
「オリシゲシュウジ」
穴吹デザイン専門学校インテリアデザイン科卒業。有限会社ユー環境デザインに入社し、道路、河川、公園の修景・土木設計に携わる。主に公共事業で、日々の設計・計算書業務に加え、完成予想図などのパースも担当、提案書や納品報告書へ組み込む業務を行う。
株式会社日美に入社し、印刷物等紙媒体・ウェブのデザイン・データ制作を中心に、広告制作に関わる。2004年よりフリーランスとして活動を開始し、現在に至る。
グラフィックデザイナー