

平成15年から蔵の経営を引き継いだ、東京出身で全く畑違いのOLから酒造業界に飛び込んだ現社長「藤田美穂」氏と、日本酒好きが高じてこの世界に飛び込んだ、琵琶の長寿・菊姫・常きげんと能登流の銘醸蔵で研鑽してきた「横道俊昭」氏の二人によって生み出されるお酒「遊穂」。
二人の共通する日本酒への考え方は、「主役である料理に寄り添う日本酒である」ということ。
「フルーティーな香りは個人的には一切いらない」と言い切る藤田社長からわかるように、遊穂というお酒は、熟成酒のイメージが強く、クラシックな印象を受けるが、実際に訪問してみると造りや設備は非常に先進的で、そのような現代の造りを加味しながらも、あえて自分たちが表現したいお酒を追い求めているという、真の実力を感じます。
熟成により真の力が発揮される遊穂。それを地味なイメージではなく、食卓に華を添える存在として表現したのが、この「年輪」シリーズです。