コンセプト
どんなに便利な世の中になっても忘れてはいけない原点がある。
酒造りとはその地域の自然環境の中で造られるもの。
元禄15(1702)年創業という歴史のある蔵元。
当代、中島小左衛門用信が年貢米を活かし酒造りをしたのが始まりですが、その後、時代の流れと共にさまざまな地域のお米を使用した酒造りを続けてきました。
そして創業から300年を迎えた平成14年。元禄15年の創業当時のように地元瑞浪にて酒米を育て、収穫したお酒2種類を発売するに至ります。世の中とは不思議なもので、どんなに便利な世の中になっても忘れてはいけない原点がある。そう気付かされた蔵元は、酒造りとはその地域の自然環境の中で造られるものということを再確認し、その後、単位農協との取引始め、農家の方々の顔が見えるお米の入手に尽力していきます。
そんな蔵を切り盛りしている中島修生さんは、自然・モノ、文化や伝統を大事にするスローライフを心がけるおおらかな人です。
蔵元に訪問した際に、修生さんと話したコンセプトから誕生したのが、この「小左衛門 Dessin」シリーズです。
デッサンは、その飾らない素朴さを表現しており、基礎の大切さを教えてくれます。ただお酒を飲むだけでなく、農業にもっと感心をもってもらいたいとの思いから、「土」「根っこ」「米の芯」とラベルをシリーズ化しています。
お酒を飲むたびにその土地々々の田園風景を思い描いていただけるとありがたいです。